基礎を通常より高くしたため、玄関へのアプローチとして片側はスロープ、反対側には階段を。玄関前にはプライバシーを確保しつつも閉塞感が出ないよう考慮した高さの塀を設置した。アーキフレームにまとめられた宅配ボックスやインターホン類が道路と敷地境界とのメリハリに。屋根と同じエランヴェール色のガルバリウム鋼板で包まれた破風板は建物全体のアクセントになっている。
リビングダイニングはアフリカ中央部原産のサぺリを採用。
水廻りを含むその他の床はカリンの無垢材とし、建物全体に落ち着きをもたせ長く住み続けられる環境に。
2階まで吹き抜けのリビングは柱と梁を現し、米国製ハースストーン社ヘリテイジの薪ストーブも備え付けた。薪ストーブはご主人様の念願だ。
洗面室はユーティリティとして2,500mmの1枚カウンターを使うなど、実用面にも充分配慮している。
ハンモックや薪ストーブの他にも、天窓の光と外気が1階まで取り込めるように小屋裏からダイニングまでの吹き抜けをつくるなど、ちょっと楽しくなる工夫が施されている住まい。ご家族は、そんな生活から日々の活力を得ている。